センター試験の科目の中で
最も多くの受験生を苦しめる存在と言えば
間違いなく「国語」が挙げられます。
国語は年度によって難易度に差が出やすく、
極端に簡単な年度もあれば、
その逆に難しい年度もあるので気が抜けない科目です。
難関大学や医学部を狙える位置にいた受験生が
センター国語に泣かされたケースは数多くあります。
では、この教科の攻略方法は無いのかと言えば
そんなことはありません。
まず、基本的な戦略として
古文と漢文の2つは難易度に差が出るとは言え、
しっかりと普段から学習していれば
十分に対応することが可能なので
大コケする心配はそれほどありません。
また、覚えるべき内容も
特に漢文の場合は非常に少ないので即効性があります。
まずはこの2科目をしっかりと固めるようにしてください。
これらが固まれば、
安定した得点を取ることができます。
そして最大の難関とも言えるのが
現代文の評論と小説ですが、
この2科目に関しては読解方法が重要となります。
毎回フィーリング読みは出来る限り避けて、
キーワードなどにはしっかりと線を引くようにして下さい。
自分なりに論理的に何故その選択肢が
答えとなるのかを説明できる状態が理想と言えます。
現代文の場合はすぐには学習効果は出ませんから
ある程度長期的に見る必要があります。
そして、本番の時間配分も戦略が必要です。
基本的には現代文からそのまま解く事をおすすめします。
人によって色々な事を言いますが、
日本語の文章から順番に読み進めていく事で
頭にすんなりと入ってきます。
また、本来時間をかけるべきではない
古文と漢文から始めることで、
仮にそこで時間をかけ過ぎた場合に
試験中にパニックになることも考えられます。
前から順番に解く事でそうした状況を避けることができます。