大学受験の第一関門であるセンター試験。学校や予備校ではセンター試験後の二次試験に力を入れていることが多く、センター試験はあくまで足切りにならなければいいや程度に思っている人も多いかもしれません。しかし、センター試験の勉強をしっかりすることで基礎が身につきますし、センター試験で高得点を取ることで二次試験へのモチベーションも上がります。今まであまり対策をしてこなかった人でもセンター試験で高得点を取れる勉強のコツをいくつか紹介します。
まずは、センター試験独特の形式に慣れることです。センター試験はいくつかの選択肢から正解を選びマークシートに記入するという形式です。一見、記述式よりも簡単そうに思えますが、慣れていないと本番で失敗してしまうかもしれません。本番でマークシートが一個ずつずれてた…なんてことにならないよう、普段からマークシートに記入しながら問題を解くといいでしょう。教科によっては問題数が多く、時間内に簡単な問題でいかに点を取るかが重要になることもあるため、時間を測って解くのもおすすめです。
また、選択問題だからといって、ただ正解を選ぶのではなく、正解以外の選択肢にも目を向けましょう。例えば、5つの文章のうち合っているものを選ぶ問題であれば、正解以外の4つの文章は間違っていることになります。文章のどこが間違っているのかを考えてみて、わからなければ調べる、それをするだけでもただ解くより何倍も勉強になるのです。問題に直接書き込んでもいいですし、別にノートを用意して書くのもいいです。もちろん、解きっ放しにはせず、何回も繰り返しましょう。
センター試験では受験しなければならない教科がたくさんあります。誰しも苦手な教科はいくつかあると思いますが、基本的にどの教科も捨ててはいけません。いくら得意な教科でも万が一点が取れないことも想定しておかなければいけません。逆に思わぬところで点が取れることもあります。ずっと勉強してきた地理よりも本番一発勝負で受けた現代社会のほうが点数がよかった、なんてことはよくある話です。本番に近くなるにつれて、得意科目だけに絞って勉強したくなる気持ちはわかりますが、不得意科目こそ「まだ伸びしろがある」と最後まで諦めずに取り組めばいい結果に繋がることもあります。
以上のことを踏まえて効果的に勉強すれば、短期間でもどんどん点数が上がりますよ。ぜひ試してみてくださいね。