高校で学ぶ数学には、
数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、Bがありますが、
最も重点を置くべき分野とはどれでしょうか?

この記事では、受験に焦点を置いてお話しします。

受験という観点で見ると、
頻出分野は文系では数学Ⅱ、
理系では数学Ⅲとなるでしょう。
では、そこを重点的にすれば良いのでしょうか? 

これまでの基礎が成っている方はそれでも良いかもしれませんが、
いまいち模試で点が取れない・・・、

そう思う方はまず、
全ての数学の基礎となる「数学Ⅰ」を完璧にしましょう。

なぜ数学Ⅰなのか?

数学Ⅰには「基本的な式の変形」や
「2次関数」などが含まれます。

これらの分野は、ありとあらゆる問題を解くときに
必要となるスキルです。

数学Ⅱで対数の知識を身につけたはいいが、
2次関数の最大値・最小値の求め方が解らず
立ち往生してしまう・・・。

微分積分をマスターしたと思ったら、
因数分解に手間がかかり最終的な答えにたどり着くのが遅れる・・・。

これらは数学Ⅰを理解していれば
避けられた困難であり、
こんなことで点を失うのは
非常にもったいないことです。

ですからまず、数学Ⅰの内容を全て理解した上で
次の数学Ⅱ、数学Ⅲに進みましょう。

なぜ数学Ⅰが解らない人が多いのか?

数学Ⅰは、中学校から高校に進学して
間もない頃教えられます。

中学校で数学が得意でも、
高校に入ったとたん数学ができなくなる人は
珍しくありません。

それに嫌気がさし、
そもそも数学全体が解らなくなってしまったパターン。

数学Ⅰが完成しないまま授業が次々と進み、
おいて行かれるパターン。
これは進学校に多いです。

次々と授業が進み、
3年生になった頃にはなにも身についていない・・・。

そんな最悪の状況を避けるために、
復習を徹底的にこなし、数学Ⅰを身につけましょう。

まとめ

一見簡単に見える数学Ⅰだからこそ差がつきます。
その気になれば簡単な分野なので、
さくっと終わらせてしまいましょう。