高校で学ぶ数学には、数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、B、(C)と多くの科目があります。
受験勉強を始めるとき、「結局、どこに重点を置けばいいの?」と迷うことはありませんか?
一般的に、入試の頻出分野と言えば以下のようになります。
- 文系:数学Ⅱ(微積分など)
- 理系:数学Ⅲ(極限、複素数平面など)
「じゃあ、そこを重点的に勉強すればいいんだ!」
そう思うかもしれません。もちろん、これまでの基礎がしっかりと成っている方はそれでも良いでしょう。
しかし、「勉強しているのに模試の点が取れない…」と悩んでいるなら、話は別です。
この記事の結論
遠回りに見えるかもしれませんが、まずは全ての数学の基礎となる「数学Ⅰ」を完璧にしましょう。
この記事では、なぜ受験数学において「数学Ⅰ」が最強の武器になるのか、その理由と対策を解説します。
なぜ数学Ⅰなのか?
数学Ⅰには「基本的な式の変形」や「2次関数」などが含まれます。
結論から言うと、これらの分野は、ありとあらゆる問題を解くときに必要となる必須スキルだからです。
数学Ⅰは「道具」である
数学Ⅱや数学Ⅲの問題を解いているとき、多くの人が陥る「負のパターン」があります。
- 数学Ⅱで「対数」の知識を身につけたはいいが、2次関数の最大値・最小値の求め方が解らず立ち往生してしまう…。
- 数学Ⅲで「微分積分」をマスターしたと思ったら、因数分解に手間がかかり、最終的な答えにたどり着くのが遅れる…。
解き方は合っているのに、途中の計算で詰まって点を落としてしまう…
これらはすべて、数学Ⅰを正しく理解していれば避けられた困難であり、こんなことで点を失うのは非常にもったいないことです。
ですから、焦る気持ちを抑えて、まず数学Ⅰの内容を全て理解した上で、次の数学Ⅱ、数学Ⅲに進むのが最も効率的なのです。
なぜ数学Ⅰが解らない人が多いのか?
これほど重要な数学Ⅰですが、苦手意識を持つ人が多いのも事実です。主な原因は、学習する「時期」と「環境」にあります。
1. 中学数学とのギャップ
数学Ⅰは、中学校から高校に進学して間もない頃に教えられます。
中学校までは数学が得意でも、高校に入ったとたん、計算の複雑さや抽象度についていけず、数学ができなくなる人は珍しくありません。
それに嫌気がさし、そもそも数学全体が解らなくなってしまった…というパターンが多く見受けられます。
2. 進学校特有の「ハイスピード授業」
進学校に多いのが、数学Ⅰが完成しないまま授業が次々と進み、置いていかれるパターンです。
次々と新しい単元の授業が進み、3年生になった頃には「何も身についていない…」という状態。
そんな最悪の状況を避けるために、今からでも復習を徹底的にこなし、数学Ⅰを身につけましょう。
まとめ
数学Ⅰをさくっと終わらせよう
一見簡単に見える数学Ⅰだからこそ差がつきます。
その気になれば簡単な分野なので、集中して復習し、さくっと終わらせてしまいましょう。
数学Ⅰという土台が固まれば、その後の数学Ⅱ、数学Ⅲの成績も必ず伸びていきます。まずは教科書レベルから、焦らず見直してみてください。
