自宅ではなかなか勉強に取り掛かれない、
自宅だとすぐに集中力が途切れてしまう。。。
このような「自宅だと勉強できない症候群」は、
多くの受験生にとって共通の悩みでしょう。
どこでも勉強に集中できる、やるべき事から逃げないという能力は、
受験だけではなく人生そのものに大きな影響を及ぼします。
自宅では勉強が続かない、やる気が出ないなどの症状に悩む受験生は、
ぜひ「作業興奮」を利用して集中力を高めてみて下さい。
具体的な方法は下記の通りです。
「作業興奮」を利用しよう
「どんなに嫌なことでもとりあえず5分間だけやってみる」ことが、
やる気を引き出す最大のコツです。
やる気やモチベーションは、
脳の「側坐核」という場所でつくられています。
実はこの側坐核を活発にするためには、
ある程度の刺激が必要なのです。
勉強の場合、「5分だけやってみる」という刺激が
側坐核を興奮させ、継続したやる気を生みます。
人間の脳は、嫌々取り組んでいるうちに夢中になる。
これを心理学者のクレペリンは「作業興奮」と名付けました。
いきなり多くをやろうとせず、短時間で少しずつ始めるのがコツです
最初から長時間勉強しようと思わない事が大切です。
「とりあえず英単語の暗記を5個だけ」など、
簡単にできそうな所から始めましょう。
また、テレビやネットサーフィンをやめられないなら、
まず目を画面からそらし、
外の景色や参考書などを眺めます。
それだけでも脳にとっては大きな刺激となります。
「ダラダラする」という行為は、
脳にとって何の刺激も変化のない状態です。
「こんなに平和で変化がないなら脳を動かす必要はない。休んでしまおう」と判断されてしまいます。
最初のハードルは限りなく低く設定し、
まずは脳に変化と刺激を与えることが「作業興奮」を活性化させるコツです。
適度な睡眠と運動で「作業興奮」を引き出そう
十分な睡眠で側坐核を休ませ、適度な運動で側坐核を刺激することも大切です。
体力の有無は集中力の有無にも直結しています。
受験勉強に励むためにも、つねに体調は万全にしておきましょう。