関関同立合格の勉強法|偏差値42からの逆転パターンを4大学別に整理した

関関同立は同じ大学でも学部で偏差値が5以上ズレるため、序列の見方と入試方式の選び方が合否を分けます。全学日程・学部個別・共テ利用のマトリクスと、偏差値42から半年で逆転する4大学別の勉強法を整理します。

この記事でわかること

  • 関関同立4大学の偏差値帯と「序列」の本当の見方(同じ大学でも学部で偏差値は5以上ズレる)
  • 全学日程・学部個別・共通テスト利用の入試方式マトリクスと、お金をかけない選び方
  • 配点バランスから逆引きする4タイプ別の受験生×大学相性マッピング
  • 半年で偏差値を動かす「3つの基準時計」と教科別の出題傾向
  • 予備校に通えなくても図書館+自習室+通信教育で挑む順序と学費の現実

公的情報源: 文部科学省「学校基本調査」「大学入学者選抜実施要項」「私立大学初年度学生納付金等平均額」/大学入試センター/日本学生支援機構(JASSO)「学生生活調査」

予備校代を抑えて関関同立を狙うなら、月額制の映像授業で全教科を一通り回すのが現実的です。

結論を先に書きます

関関同立合格の勉強法は、奇跡でも才能でもありません。配点に沿った戦略・捨て分野の勇気・お金をかけない選択肢の組み合わせで、半年の使い方を最適化できるかどうかで決まります。

正面から戦わず、勝てる土俵で戦う。偏差値が届いていなくても、自分の得意科目の配点が高い方式を選んだ瞬間に、合格可能性は立ち上がります。本記事は、偏差値42からMARCHレベルに逆転合格した経験と、関西4大学の配点・出題傾向データ・公的資料を突き合わせて整理した内容です。

この記事の要点
  • 関関同立は「序列を見るな、配点を見ろ」。同じ大学でも学部で偏差値は5以上ズレる
  • 入試方式は全学日程・学部個別・共通テスト利用の3グループ。家計が厳しいなら共通テスト利用を主軸
  • 科目バランスから相性の良い大学・方式を逆引きすれば、戦略は一気に立つ
  • 半年は0〜2か月=基礎、3〜4か月=運用、5〜6か月=過去問の3フェーズで動かす

目次

関関同立とは何か——4大学の偏差値帯と「序列」の現実

関関同立は、関西大学(関大)・関西学院大学(関学)・同志社大学(同志社)・立命館大学(立命館)の4大学を指す呼称です。関東のMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)に対応する、関西の難関私立大学群として並列に語られます。

関関同立=関西4大学群の総称

4大学はそれぞれ吹田・西宮・京都・草津などに拠点を持ち、文部科学省「学校基本調査」の入学者数の動向で見ても、関西圏私立大学群の中で常に上位の入学者を集めています。まずは「関西の最難関私大4校」というおおまかな位置づけを押さえておけば十分です。

偏差値帯:おおむね62〜69(学部により大きく変動)

各種予備校・大手模試の公開する偏差値帯を整理すると、おおよそ次のレンジに収まる学部が多いという見え方です。

大学偏差値帯の目安補足
同志社66〜694大学群の最上位レンジ
関学64〜68看板学部は70台・狙い目学部も併存
立命館63〜68IR・英語重視方式に特色
関大62〜67一部学科は相対的に入りやすい

ここが受験戦略の起点です。同じ大学内でも学部によって偏差値は5以上ズレるのが普通だからです。関学の国際学部のように偏差値70台に届く看板学部もあれば、教育・経済・商・人間福祉・総合政策・理学の偏差値64帯のように「狙い目」になる学部もあります。関大も社会安全学部・人間健康学部・理工系の一部学科は、相対的に入りやすいレンジに位置することが少なくありません。

「序列」は偏差値だけで決まらない——配点と科目相性で逆転する

「同志社>関学≒立命館>関大」が一般的な序列イメージですが、これは偏差値レンジの平均値の話です。自分が受ける学部・方式に当てはまるかは別問題になります。

押さえておきたいのは「序列を見るな、配点を見ろ」ということ。受験は科目別合計点の勝負なので、自分の得意科目の配点が高い方式を選べば、序列イメージとは違う合格可能性が立ち上がります。

「正面から戦わない」関関同立4大学の入試方式マトリクス

関関同立の一般選抜は、おおむね3グループで整理できます。自分の家計と科目構成から逆引きすると、無駄な出願が消えます。

入試方式は大きく3グループに分かれる

方式グループ関西大関学同志社立命館
全学日程(全学部統一型)あり(複数日程)あり(一部学部)ありあり(IR方式含む)
学部個別日程ありあり(多数学部)ありあり
共通テスト利用あり(複数型)ありあり(後期含む)あり(複数型)

各方式の性格は次の通りです。各大学公式の最新「入学試験要項」を必ず参照のうえ判断してください。

  • 全学日程:同一問題・複数学部併願可の傾向で、受験回数を稼ぎやすい
  • 学部個別:学部の出題傾向に最適化された問題が出る傾向
  • 共通テスト利用:配点を絞って1回で複数大学に投げられる

お金の節約を最優先するなら全学日程で1日に複数学部出願、出題傾向の相性で勝負したいなら学部個別、配点を絞りたいなら共通テスト利用——という選び分けになります。

共通テスト利用入試のボーダー得点率(学部で30ポイント差)

各種予備校の公開するボーダー得点率の幅は、関大55〜84%、関学63〜93%、同志社60〜88%、立命館66〜91%と、学部によって30ポイント以上の差があります。

ここでも「狙い目学部を学部別ボーダーで逆引きする」発想が効きます。共通テスト利用は科目数3〜5科目の指定が多く、1回の共通テスト受験で複数大学に出願できるのが最大のレバレッジです。配点表を取り寄せれば「自分が共通テストで取れる科目だけで完結する方式」が浮かび上がります。

「持たざる者」が選ぶべき方式の優先順位

受験料は1校あたり3.5万円前後(学部個別)、2.5万〜3.0万円前後(共通テスト利用・全学日程)が一般的な目安です。関関同立4大学を一通り受験すると、受験料だけで15万〜25万円規模になります(最新の検定料は各大学公式入試要項で確認してください)。家計が厳しいなら、次の優先順位で出願校を絞るのが現実的です。

  1. 第1優先:共通テスト利用で4大学の3〜5学部に「面で出す」(受験料が圧倒的に低い)
  2. 第2優先:全学日程で第1〜第2志望大学の複数学部を併願(1日で複数出願でき効率が高い)
  3. 第3優先:学部個別は「出題傾向の相性が良い学部」だけに絞る

配点バランス別・科目戦略の4分類(持たざる者の科目選択)

合格は科目別合計点の勝負です。配点を見ずに「全科目満遍なく」勉強するのが、独学者にとっていちばん非効率な勉強の仕方になります。

関関同立4大学の標準的な配点バランス

文系3科目型を例に、各大学の標準的な配点バランス(学部・方式により変動)を整理します。最新の正確な配点は必ず各大学公式の入試要項を参照してください。

大学英語国語選択(地歴・公民・数学等)英語の比重
関西大(標準型)200150100高(約44%)
関学(標準型)200150150中(約40%)
同志社(標準型)200150150中(約40%)
立命館(標準型)150100100中〜高

ここから分かるのは、関関同立は基本的に英語が最重要科目だということ。関大は標準型で英語比重が一段高く、関学・同志社は「英語+選択科目」の合算が大きい構造です。まずこの配点表をA4 1枚に印刷して、机の前に貼るのが第一歩になります。

4タイプ別の受験生×大学相性マッピング

自分の現在の科目バランスから「相性の良い大学」を逆引きすると、戦略は一気に立ちます。あくまで型ですが、参考にどうぞ。

受験生タイプ強い科目相性の良い大学・方式戦術の方向
①英語特化型英語のみ偏差値60超関大(英語200比重)・立命館(IR・英語重視方式)英語の点数で他科目の不足を吸収
②文系バランス型英・国・社が均等関学・同志社の標準3科目型全科目を底上げしてから出題傾向で詰める
③国語強い型古文・現代文が得意同志社(国語の記述配点)・関学(国語約3000字評論)国語で稼ぎ、英語の標準点を確保
④共テ強い型マーク模試で点が伸びる共通テスト利用4大学全方式共通テスト1回で関関同立を「面で出す」

「自分の偏差値が足りないから関関同立は無理」と決める前に、自分の科目バランスに対応する大学・方式が必ずあります。そう発想を切り替えるのが、最初の一手です。

「捨て分野」を作る勇気

完璧主義を捨てる。これが独学者の鉄則です。たとえば世界史で近現代史が頻出なら、古代・中世は60%まで覚えたら止めて近現代に時間を寄せる——という割り切りが要ります。

過去問3〜5年分を眺めれば、各大学・各学部で「ほぼ確実に出る頻出単元」と「ほぼ出ない単元」が見えてきます。「捨てる勇気」は「諦め」ではなく、持たざる者の時間配分の最適化です。

関関同立4大学・各教科の出題傾向

教科別の傾向を押さえると、限られた時間の投下先が定まります。配点表とセットで頭に入れてください。

英語:4大学とも「長文の量・速さ」が最大の壁

各大学の過去問・予備校の傾向分析を突き合わせると、関関同立の英語は4大学とも「長文中心・語彙レベルは標準的・速読が求められる」構造です。難問・奇問は少ない反面、スピード勝負になります。

大学英語の特徴
関西大長文は比較的読みやすいが、文章量が多くスピード重視
関西学院大大問6つ前後(長文3題+文法・並べ替え・会話)で設問数が多い
同志社大1,800字級の長文+和訳・英作文の記述配点があり、最も総合力が要る
立命館大4大学の中で最もクセが少なくオーソドックス

独学で英語を伸ばす順序は、①英単語1,500語の8割定着→②英文法の基礎一周→③長文読解の演習量を積むの3層構造。これが固まった後で各大学の過去問に入るのが安全です。

国語:現代文の語彙力と古文・漢文の基礎で勝負が決まる

関関同立の現代文は、関学が約3,000〜4,400字程度、同志社が約5,000〜7,000字程度と、大学によって文章量に大きな差があります。同志社の記述配点は関関同立で最も高く、独学者は「マーク式の正答率+記述で部分点を拾う」の2軸で点数を組み立てる必要があります。

古文・漢文は4大学とも標準レベルで、独学者が短期で点数を作りやすい領域です。古文単語300語・古典文法(助動詞・助詞・敬語)・漢文句法を3か月で固めれば、現代文の不安定さを吸収するクッションになります。

社会・数学(選択科目):頻出単元の厚み勝負

関関同立の選択科目は「過去問5年分を眺めれば配点・頻出単元が見えてくる」のが特徴です。たとえば関大の日本史は大問Ⅰ〜Ⅲが35問×2点、大問Ⅳが10問×3点で計100点という固定構造が長く続いており、配点が読みやすくなっています。

世界史・日本史・政経・数学それぞれで、自分の志望大学・学部の頻出単元に70%の時間を投下する「片寄り戦略」が、独学者の最短ルートになります。

半年で偏差値を動かす「3つの基準時計」

半年の使い方は、機能の異なる3フェーズに分けます。各フェーズで「やること」と「やってはいけないこと」が明確に変わるのがポイントです。

  1. 0〜2か月目:基礎の徹底(穴を埋めるフェーズ)
  2. 3〜4か月目:基礎の運用(つなげるフェーズ)
  3. 5〜6か月目:志望校特化(過去問演習フェーズ)

0〜2か月目:基礎の徹底(穴を埋めるフェーズ)

英単語1,500語、英文法、選択科目の通史・要点を「8割」覚える期間です。完璧は目指さず、抜けはあって良い。

この期間にやってはいけないのは「過去問を解く」こと。基礎が固まっていない段階の過去問演習は、ただの精神攻撃にしかなりません。基礎8割が、過去問演習の入口です。

3〜4か月目:基礎の運用(つなげるフェーズ)

長文読解・大問形式の演習に入る期間です。語彙と文法をつなげて運用する練習に切り替えます。

関関同立志望なら、この時期に「関関同立レベルの長文集」(市販の長文問題集の「私大上位」相当)を1冊回すのが目安。半年での逆転は、この2か月で偏差値が一段階上に動くケースが多いフェーズです。

5〜6か月目:志望校特化(過去問演習フェーズ)

第1志望〜第3志望の過去問を10年分解き、出題傾向・時間配分・捨て問判断を体得する期間です。この段階で初めて、配点表に基づく戦略の答え合わせができます。

同志社の長文ボリュームに耐えられるか、関学の設問数を時間内にさばけるか、立命館のオーソドックス問題で取りこぼしがないか。過去問を5回転すると「自分の合格ライン」が見えてきます

基礎固めから過去問演習まで、全教科の標準カリキュラムを低コストで一通り回したい人に向く選択肢です。難関大特化の対話式オンライン塾なら、独学で頭打ちになりがちな記述力まで補えます。

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お金をかけない選択肢を先に試す順序

お金は最後の武器。無料・低コストの選択肢を全部使い切ってから、最後に有料を足すのが持たざる者の戦術です。順序を間違えなければ、家計が厳しくても勝負できます。

  1. 学校の自習室・授業の質を最大化(無料の最強リソース)
  2. 図書館・参考書の徹底活用(回転数で勝負)
  3. 通信教育(スタディサプリ・進研ゼミ・Z会)で補強
  4. 個別指導・家庭教師は「最後の壁」だけにピンポイント投入

第1優先:学校の自習室・授業の質を最大化

学校の自習室・進路指導室の利用は「無料の最強リソース」です。授業中に分からない箇所は休み時間に教科担当へ質問し、独学の効率を底上げします。

学校の進路指導の先生は、関関同立の出願データ・過去問の蓄積を持っているケースが多いもの。まずは学校に「相談を出し切る」のが最初の一歩になります。

第2優先:図書館・参考書の徹底活用

市立図書館・府立図書館に通えば、関関同立対策の参考書はほぼ揃います。買うのは「自分で書き込む3〜5冊」だけ。

参考書は数ではなく回転数です。同じ1冊を3周することのほうが圧倒的に効きます。半年で使い切るのは、英単語帳1冊・英文法1冊・長文1冊・古文1冊・選択科目2冊の合計6冊程度で十分です。

第3優先:通信教育(スタディサプリ・進研ゼミ・Z会)

学校・図書館だけで埋まらない領域は、通信教育で補強します。月額1,000〜2,000円台の通信教育は、予備校(年間50〜70万円)と比べて圧倒的に低コストで、家計に与える負担の差は10〜20倍規模です。

日本学生支援機構(JASSO)「令和4年度 学生生活調査」(令和6年公表)でも、大学進学前後の家計負担は家庭にとって大きな変数として整理されています。ここを抑えながら結果を出すのが現実解です。

たとえば月額2,178円(税込・記事執筆時点)で高校全教科の映像授業が受け放題のサービスなら、関関同立志望者にとって「英語長文・現代文・古文・選択科目」の標準カリキュラムを低コストで一通り回せます。無料体験で合うか確認してから申し込むのが現実的な使い方です。

予備校に通えなくても、月額制の映像授業なら全教科を低コストで回せます。まずは無料体験で、自分の科目との相性を確認するところから始めるのが安全です。

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第4優先:個別指導・家庭教師(最後の武器)

それでも壁を超えられない場合の最後の選択肢が、個別指導や家庭教師です。塾のフルコース通学ではなく、週1〜2時間だけのピンポイント補強として使うのがコスパ最強になります。

「同志社の英語の和訳が独学で詰まった」「立命館の数学の確率分野だけ固まらなかった」のような最後の壁が見えてから投入する。これが順序として合理的です。

共通テスト利用入試の使い方——「1回で4大学を面で出す」

共通テスト利用は、家計が厳しい家庭にとって最も合理的な選択肢の一つです。レバレッジと「狙い目の逆引き」の2点を押さえてください。

共通テスト1回で関関同立を複数同時出願できる

最大のレバレッジは、1回の共通テスト受験結果で4大学の複数学部に同時出願できることです。

学部個別日程を全て受験すると4大学×3〜5学部=12〜20回の受験になりますが、共通テスト利用なら共通テスト1回+出願料だけで4大学に同時アクセスできます。受験料の節約効果も大きく、最新の検定料・出願要件は各大学公式入試要項で確認してください。

ボーダー得点率は学部により30ポイント差——「狙い目」を逆引き

関関同立4大学の共通テスト利用ボーダー得点率は、学部により55〜93%という30ポイント超の幅があります。

各種予備校の公開するボーダー一覧(駿台ベネッセ・河合塾Kei-Net等)を眺めれば、自分の共通テスト得点率(模試の平均値)から逆算して「現実的に届く学部」が浮かび上がります。狙い目学部を学部別ボーダーで逆引きする——これが持たざる者の共通テスト戦略の核心です。

大学入試センター・文科省の一次資料を必ず参照

共通テストの実施日程・出題範囲・配点構造は、大学入試センターの公式サイト(最新の「実施要項」)で必ず確認してください。文部科学省「大学入学者選抜実施要項」も毎年公表されており、共通テストと一般選抜の制度的な位置づけが整理されています。

受験戦略の最終判断は、体験談だけでなく、必ず一次資料と在籍校の進路指導の先生に当てて意思決定してください。

親に伝えてほしい3つのこと

ここは保護者向けです。家計が厳しい家庭ほど、親の言葉と判断が本人の勉強の質を左右します。

「予備校に通わせられないこと」は罪悪感の対象にしなくていい

予備校に通えない受験生は、むしろ「自分で戦略を立てる力」が鍛えられます。逆境がリソースになり得るパターンです。お金を出せないことに親が罪悪感を持つ必要は、本人の立場から言えばまったくありません。

模試判定で「あの大学は無理」と言わない

E判定は合格可能性20%未満であって、ゼロではない。1/5の人は受かっている世界です。親の言葉が一番効くので、希望の側に立ってください。「無理」と言われるのと「半年あるな」と言われるのとでは、本人の勉強時間の質が変わります。

通信教育・参考書代は「最も投資効率の高い教育費」

予備校年間50〜70万円と比べて、通信教育+参考書代は半年で5〜10万円程度。1/10〜1/20のコストで本人の戦略遂行を支援できる選択肢です。

文部科学省「令和5年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金等平均額」によれば、私立大学の初年度納付金平均は文系学科で約119万4,841円、理系学科で約153万451円、医歯系学科で約500万円超というレンジが公表されています。関関同立の文系学部もこの平均値の近傍に位置しており、入学後4年間の総額を逆算したうえで、受験期にいくらまで投じるか家族で共有しておくと判断がブレません。

関関同立合格に向く人・慎重に考えたほうがいい人

同じ「関関同立志望」でも、戦い方が向く人と、別の準備が要る人がいます。自分がどちらに近いかを照らし合わせてください。

この戦い方が向いている人

  • 予備校代を抑えて独学+通信教育で挑みたい人:図書館・自習室・月額制映像授業の組み合わせが効く
  • 得意科目がはっきりしている人:配点が高い方式を選べば序列イメージを逆転できる
  • 残り半年〜1年の時間がある人:3フェーズの基準時計に乗せて偏差値を動かせる
  • 共通テストのマーク模試で点が安定している人:1回で4大学に「面で出す」レバレッジを活かせる

慎重に準備したほうがいい人

  • 志望学部・方式を決めずに勉強している人:先に配点表を取り寄せて戦略を固める段階から
  • 全科目を満遍なくやろうとして手が回らない人:捨て分野を作る割り切りが先決
  • 基礎が固まる前に過去問へ手を出しがちな人:0〜4か月目は過去問を触らない運用に切り替える
  • 記述配点の高い同志社を第1志望にする独学者:記述力は独学で頭打ちしやすく、添削系の併用が現実的

「慎重に」の項目は、関関同立を諦める理由ではありません。準備の順序を整えれば、どのタイプも合格の射程に入るという整理です。

よくある質問(FAQ)

関関同立の勉強法・出願でよく聞かれる質問を整理します。

Q1:偏差値50から半年で関関同立は本当に可能ですか?

半年で届くかどうかは、配点表に沿った戦略・科目選択の最適化・捨て分野の勇気がセットで成立するかにかかっています。

関関同立合格者の高3時の勉強時間データ(各種予備校の公開資料)では、学校以外で1日5時間前後の学習時間を確保している層が多数を占めます。「半年あれば誰でも」ではなく、「半年を戦略に使い切れた人なら届く可能性が出る」というのが現実的な評価です。

Q2:関関同立4大学の中で「狙い目」はどこですか?

偏差値レンジの平均値だけで言えば関西大が最も低いラインに位置することが多いですが、学部・方式によって偏差値は5以上ズレます。「狙い目大学」より「狙い目学部・方式」で考えるのが合理的です。

関学の偏差値64帯の学部、関大の社会安全・人間健康・理工系の一部学科、立命館・同志社の共通テスト利用後期方式など、複数の選択肢があります。最終的にはオープンキャンパス・公式入試要項で自分との相性を確認してください。

Q3:共通テスト利用と一般選抜(学部個別)のどちらを優先すべきですか?

家計が厳しい家庭は共通テスト利用を主軸に据えるのが合理的です。共通テスト1回で4大学の複数学部に同時出願でき、受験料・受験移動費を圧倒的に抑えられます。

一般選抜は「共通テスト利用で届かなかった学部の追加チャンス」として位置づけ、出題傾向の相性が良い学部だけ受けるのがコスパ最強になります。

Q4:通信教育はどれがおすすめですか?

映像系(スタディサプリ等)、添削系(Z会等)、紙テキスト+添削の進研ゼミ等で性格が違います。

関関同立の英語長文・現代文の量を独学で回すなら映像系、記述配点が高い同志社の対策まで含めるなら添削系の併用、という選び分けが合理的です。無料体験で比較してから決めるのが現実解です。

Q5:過去問はいつから解くべきですか?

基礎を固める0〜4か月目は触らず、5〜6か月目で10年分一気に解くのが目安です。基礎が抜けたまま過去問を解くのは精神攻撃にしかなりません。

関関同立の過去問は各大学公式や大学受験パスナビ等で入手できます。基礎8割が固まったタイミングで、第1志望から順に解いてください。

Q6:親に塾代を出してもらえません。それでも逆転できますか?

学校の自習室+図書館+通信教育の組み合わせで偏差値10超アップ・難関私大合格まで届いた例はあります。お金は最後の武器、まず無料の選択肢を全部使い切ることから始めてください。

関関同立も同じ構造で、独学+通信教育で挑む合格者は毎年一定数います。

Q7:浪人したほうが合格率は上がりますか?

1年あればさらに楽になりますが、半年で届く可能性も十分あります。まず半年全力でやって、それでも届かなかったとき浪人を検討するのが順序として合理的です。

浪人の費用感(予備校代年間60〜100万円、宅浪なら参考書+通信教育で5〜15万円程度)は家族で必ず事前に共有し、最終判断は本人+保護者+在籍校の進路指導の先生で行ってください。

まとめ:本記事が拠った情報源と「持たざる者の勝ち方」

関関同立合格の勉強法は、配点に沿った戦略・捨て分野の勇気・図書館+自習室+通信教育の組み合わせで、半年の使い方を最適化した結果に近づきます。

この記事のまとめ
  • 関関同立は「序列を見るな、配点を見ろ」。同じ大学でも学部で偏差値は5以上ズレる
  • 入試方式は3グループ。家計が厳しいなら共通テスト利用で「面で出す」のが最優先
  • 科目バランスから相性の良い大学・方式を逆引きすれば戦略は一気に立つ
  • 半年は基礎→運用→過去問の3フェーズで動かし、捨て分野を作る
  • お金は最後の武器。図書館+自習室+通信教育を先に使い切る

本記事は、偏差値42・全志望校E判定の高3夏から半年でMARCHレベルに逆転合格した実体験と、以下の公的情報源・公開資料を突き合わせて整理した内容です。

  • 文部科学省「学校基本調査」(大学進学率の一般動向)
  • 文部科学省「大学入学者選抜実施要項」(共通テストと一般選抜の制度的整理)
  • 文部科学省「令和5年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金等平均額」
  • 大学入試センター(共通テスト志願者数・実施スケジュール・実施要項)
  • 日本学生支援機構(JASSO)「令和4年度 学生生活調査」(家計負担・学費・生活費の全国傾向)
  • 関西大学「Kan-Dai web」・関西学院大学/同志社大学/立命館大学の各公式入試情報サイト

正面から戦わない、勝てる土俵で戦う。それだけで、関関同立は射程圏に入ります。


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免責事項

※本記事は各大学・各サービスの公開情報と公的資料をもとにした整理です。受験制度・入試方式・倍率・合格最低点・検定料・各サービスの料金や講座内容は年度ごとに変動します。掲載の数値・体験はすべての受験生に同じ結果を保証するものではありません。個別の進路選択・学習負荷・受験戦略の判断は、必ず在籍校の進路指導の先生や各公式サイトの最新情報をご確認のうえご判断ください。


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この記事を書いた人

管理人のKatsuです。都内でITマーケターをしています。
元々は地方の自称進学校出身で、高3夏時点で偏差値42、志望校はE判定でした。予備校に行くお金もなく絶望していましたが、「まともに戦わない戦略」に切り替え、明治大学・法政大学などに逆転合格。
この経験から「受験は情報戦だ」と確信しました。当サイトでは、持たざる者が勝つための「穴場」と「戦術」を全て公開します。

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