親からみた、我が子たちの受験への挑み方です。

上の娘は慎重派で、できたことよりできなかったことを重視する性格であったため、
自分なりに自信のつけ方を模索し、編み出しました。

受験当日に持っていけるものは限られています。

そのため、受験勉強を始めてから、
できなかった問題とその解き方のみを一冊のノートに綺麗にまとめあげていました。

殴り書きではなく、
本当に楽しみながら、
科目ごとに分けた上、

色やイラストを使って丁寧に書き上げたため、
実は記入が終わる頃には頭にしっかり入っていたようですが、
それも自信につながったようです。

一年でそのノートはほぼ埋まっていましたが、
「解けなかった問題だけをここに書いたから、これ以外は全部解ける」
という自信ができたようです。

また、どのページも丁寧にかいているため、
後からみてもわかりやすく、

またほとんど理解もしているので、
ながめているだけで安心したといっていました。

そのノート一冊だけを持って受験に行き、
空き時間にノートを見て心を落ち着け、
普段以上の実力を出せたといっていました。

中学、高校と塾にも行きませんでしたが、
学校で使われている問題集のみを何度も取り組み、
穴を作らないようにした方法が向いていたようです。

また、下の息子は娘と違ってコツコツ型ではなかったため、
力があって、なおかつ好きな教科に絞ったほうがよいと判断して、
まずは親として情報収集に努めました。

受験で大切なのは、本人の実力以上に親としての情報収集力です。

子供本人がしっかり調べた上で、
やるべきのとの方向性が固まっているのであれば口出し無用ですが、
そうでない場合は、情報力のある塾や、
ママ友情報網を利用することが強い味方になります。

また、本人の好きな科目と力のある科目が違う場合の見極めも大切です。

子供はその時に点数のとれた科目を
「好きで、得意」だと思いがちですが、

実はあまり努力しなくても点の取れる科目が
向いている場合もあるのです。
また、その逆ももちろんあります。

息子の場合は、
その時点の取れなかった科目を「好き」で
「もっと知りたい」と言いきったため、
恐る恐る狭き門であるその科目を受験させたところ、
見事に合格しました。

その時に点数がとれていなくても、
好きで探究心があれば、
あまり苦痛なく勉強に取り組めるのだと改めて思いました。