一般的に物事に成功する人は
生活習慣を大事にしていると言われます。

実は、中学受験・高校受験・大学受験を問わず、
受験で成功している人にはある共通の生活習慣があります。
それは学校に行くことをおろそかにしないことです。

受験日が近づくにつれて、
学校に行くのは意味が無いと思って、
学校よりも塾の自習室に通ってばかりいる人が見受けられます。

しかし、残念ながらこのような学生の多くが受験に失敗します。
その秘密は学校という空間の特性にあります。

多くの学校は1つの授業が50分で6コマ設定されています。
つまり、学校に行けば最低でも約5時間は勉強するための集中力が要求されます。

また授業時間中にスマホやゲームをすることは禁じられているので、
いやでも勉強せざるをえない環境となっています。

一方で、塾の自習室は勉強するのも自由ですし、
休むのも自分の好きなようにすることができます。

スマホやゲームを第三者から制限されることもありません。
そして、受験生はストレスがかかる生活をしていますから、
人の目線がない環境にいると簡単に堕落してしまうのです。

実際、自習室にいる学生に目を向けてみると、
その多くが寝ていたり、
スマホをいじっていたり、
音楽を聴いていたりすることに気付くと思います。受験生にとって、
塾の自習室はリラックスルームになってしまっているのです。

このように学校と塾の自習室では
勉強に対する環境が全く違うことが分かります。

学校という空間は
嫌でも勉強せざるを得ない空間となっているのであり、
塾の自習室は必ずしも勉強に集中できる空間とはなっていないのです。

そして、学校よりも塾の自習室ばかりに通っている人は
勉強をしたいのではなく、
勉強と向き合わなければいけない学校空間から逃げたいだけです。

厳しいことを言えば、
受験勉強から逃げたいだけなのです。

勉強した気になれる塾の自習室ではなく、
しっかりと勉強する空間である学校に通うこと。

これが受験に成功する受験生の生活習慣なのです。