古文ゼロからの勉強法|3ヶ月で基礎固めする参考書3冊と順番

模試の古文が5点(50点満点)、敬語と助動詞の活用表を見てもアルファベットの暗記のように虚無感だけが残る——ここから3ヶ月で関東私立大学(MARCHレベル)の古文7割に届いた経験をもとに、「古文ゼロから始める勉強法」を整理します。古文は受験科目のなかでも「捨てる」と言われがちですが、設計図さえあれば再現できます。

結論を先に置きます。古文単語300語と助動詞30語の暗記を3ヶ月で固めることが、半年後の偏差値を分けます。これは独学3ヶ月の経験に、文部科学省「高等学校学習指導要領(国語編・平成30年告示)」・大学入試センター「令和7年度共通テスト 出題のねらい(国語)」・文化庁「国語に関する世論調査」(令和4年度)といった一次資料を突き合わせて出した答えです。

「古文 勉強法 ゼロから」「古文 参考書 初心者」「古文 苦手 克服」で検索してたどり着いたあなたへ。古文は外国語と同じで、単語と文法を覚えていなければ何ひとつ読めません。逆に、覚えてしまえば誰でも読めるようになります。本記事は、3ヶ月で使った参考書3冊の順番、月別ロードマップ、古文単語の文脈記憶、品詞分解で詰まったときの飛ばす基準、MARCH古文の出題傾向まで、再現可能な順に整理した設計図です。

古文ゼロからの最短ルートは、単語300語+助動詞30語+敬語15種を3ヶ月で固めることです。偏差値42から使う参考書3冊、文脈記憶で残存率を上げる暗記法、識別を深追いしない判断基準とMARCH頻出5作品を整理します。

この記事でわかること

  • 古文ゼロからの最短ルートは単語300語+助動詞30語+敬語15種を3ヶ月で固めること
  • 偏差値42スタートで使う参考書はマドンナ古文単語230→ステップアップノート古典文法→Z会古文上達基礎編45の3冊だけ
  • 単語暗記は「ゴロ合わせ」より「例文+イラスト+現代語訳」の文脈記憶のほうが3ヶ月後の残存率が高い
  • 助動詞は飛ばして文脈から推測する判断基準が必要——識別の深追いは時間配分上の失敗
  • MARCH古文は源氏物語・大鏡・枕草子・徒然草・伊勢物語の5作品で過去問の約7割をカバー

公的情報源: 文部科学省「高等学校学習指導要領(国語編)」/大学入試センター「令和7年度共通テスト 出題のねらい(国語)」/文化庁「国語に関する世論調査」(令和4年度)

本文の前に動きたい方へ。文法の解説で詰まる単元だけ動画で補えると、独学の挫折を防げます。

結論を先に書きます

古文は「現代日本語と語彙の8割が一致しない外国語」と考えると、最短ルートが見えてきます。やることは単語300語・助動詞30語・敬語15種を3ヶ月で固定化する、これだけです。

参考書を増やすより、3冊を3回ずつ回すほうが偏差値は上がります。広く浅く5冊を1回ずつより、狭く深く3冊を3周したほうが、入試の現場では確実に強くなります。

この記事の要点
  • 使う参考書はマドンナ古文単語230・ステップアップノート古典文法・Z会古文上達基礎編45の3冊だけ
  • 単語は「ゴロ暗記」でなく例文+イラスト+現代語訳の文脈記憶で固定化する
  • 助動詞30語のうち深追いするのはき・けり・つ・ぬ・たり・り・ず・む・べし・まじの10語だけ
  • MARCH古文は5作品で出題の約7割をカバー——過去問演習はこの5作品から

この記事は、偏差値42から3ヶ月で古文7割に届いた独学の手順を、公的資料と突き合わせて再現可能な形に整理したものです。「登録すれば読める」という話ではなく、フェーズごとに使う教材を切り替える具体的な設計図として読んでください。

目次

古文ゼロからの大前提——偏差値42で詰まった3つの誤解

古文ゼロから始めるとき、最初につまずくのは勉強法ではなく前提の誤解です。偏差値42のスタート地点でぶつかりやすい誤解は、大きく3つあります。

  1. 古文は日本語だから「なんとなく読める」と思っている
  2. 参考書を「広く浅く」5冊以上やれば力がつくと思っている
  3. 助動詞の識別問題で完璧を目指してしまう

誤解1:古文は日本語だから「なんとなく読める」

最大の誤解が、「古文は日本語の昔のバージョンだから、なんとなく読める」という思い込みです。実際にはまったく違います。古文は語彙の8割が現代語と一致しない外国語と考えたほうが現実に即しています。

たとえば枕草子の「やうやう白くなりゆく山ぎは」の「やうやう」は「ようやく」ではなく「だんだん」です。知らずに読むと意味が逆になり、設問でまるごと落とします。

文化庁「国語に関する世論調査」(令和4年度)でも、「古典や古文に親しみを感じない」と回答した16〜19歳は約4割。「なんとなく読める」感覚を持つ人のほうが少数派なのが実態です。古文は英語と同じく、単語と文法を覚えてからでないと一文字も読めません。これがスタートラインの前提です。

誤解2:参考書を「広く浅く」5冊以上やれば力がつく

二つ目の誤解は、参考書を多く持てば力がつくという思い込みです。書店で目についた参考書を5冊以上買って、どれも30ページで投げ出す——よくある失敗パターンです。

古文の参考書は、3冊を3回ずつ回すほうが、5冊を1回ずつより圧倒的に偏差値が上がります。理由は単純で、古文単語と助動詞の活用は「反復回数」と「定着率」が線形に対応するからです。

文部科学省「高等学校学習指導要領(国語編・平成30年告示)」の解説でも、古典分野の到達目標として「主要な古語の意味と文法事項の確実な定着」が示され、「定着」というキーワードが繰り返し使われています。広く浅くやって定着しないより、狭く深くやって定着するほうが、入試では強い。これが優先順位の核心です。

誤解3:助動詞の識別問題で完璧を目指す

三つ目の誤解は、助動詞の識別を完璧にしようとしすぎることです。文法書には「『なり』の識別」「『に』の識別」「『る・らる』の識別」が並び、それぞれに7〜10パターンの判別法があります。これを最初から全部やると、3ヶ月で1冊も終わりません。

助動詞の識別は「最頻出の3〜4パターン」だけ覚えて、残りは文脈から推測するという割り切りが、3ヶ月で偏差値42→55に届かせる最短ルートです。どの助動詞を深追いし、どれを飛ばすかの判断基準は、後半の文法セクションで具体的に整理します。

3ヶ月で基礎固めした参考書の順番(月別ロードマップ付き)

ここからは、3ヶ月で偏差値42→55に届かせた具体的な参考書と月別ロードマップを整理します。各H2の結論から先に置きます。使う参考書はたった3冊。これを3回ずつ回すのが最短です。

結論——3冊だけで偏差値42→55に届く

書店に並ぶ古文の参考書は数十冊ありますが、ゼロから始める場合は次の3冊を3回ずつ回すのが最短です。

参考書名役割想定期間
1マドンナ古文単語230(または古文単語ゴロゴ565)古文単語300語Month 1〜Month 3(並走)
2ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル(または望月光の古文教室 古典文法編)助動詞30語+敬語15種Month 1〜Month 2
3Z会古文上達 基礎編 読解と演習45読解演習+過去問接続Month 2〜Month 3

3冊以外に必要なのは、A4ノート2冊(単語ノート・文法ノート)と、共通テスト・志望校の過去問(紙ベース)だけです。スマホアプリやオンライン教材は補助として役立ちますが、メインは紙の参考書を3回ずつ回すほうが定着率が高くなります

Month 1のロードマップ——単語100語+助動詞10語の固定化

Month 1(最初の30日)は、ひたすら単語と助動詞の「最初の100語+10語」を頭に入れる期間です。読解にはまだ手を出しません。ここが、初心者が最も挫折しやすい段階になります。

やること1日の時間
Week 1マドンナ古文単語230の1〜60語+助動詞「き・けり・つ・ぬ」30〜45分
Week 2単語61〜120語+助動詞「たり・り・ず・じ」30〜45分
Week 3単語121〜180語+助動詞「む・むず・らむ・けむ」45〜60分
Week 4単語181〜230語+助動詞「べし・まじ」+Week 1〜3の総復習60分

Month 1の最終週で、マドンナ古文単語230を1冊終えた状態になります。ただし、この時点の定着率は3〜4割程度。「1周終わった」ではなく「初見の単語が3〜4割しか思い出せない」状態をスタートラインと考えてください。Month 2以降の2周目・3周目で7〜9割まで上げていきます。

Month 2のロードマップ——文法書1周+単語2周目+短い古文の読解

Month 2(31〜60日目)は、文法書を1冊終わらせる・単語の2周目・短い古文の読解演習に、バランスよく時間を割きます。

やること1日の時間
Week 5ステップアップノート30の助動詞・助詞・敬語+単語2周目1〜100語60〜75分
Week 6ステップアップノート30の活用形・識別問題+単語2周目101〜230語60〜75分
Week 7Z会古文上達基礎編1〜10題+単語3周目1〜120語75〜90分
Week 8Z会古文上達基礎編11〜20題+単語3周目121〜230語90分

Month 2の終わりには、短い古文(200〜400字)を品詞分解しながら読めるようになります。まだ流暢には読めません。1文ずつ「主語は誰か」「動詞の活用形は何か」「助動詞は何か」を確認し、辞書を引きつつゆっくり読み進める段階です。

Month 3のロードマップ——読解演習45題+過去問接続

Month 3(61〜90日目)は、読解演習をメインに据えつつ、単語と文法の最終チェックを並行で進めます。

やること1日の時間
Week 9Z会古文上達基礎編21〜30題+単語ランダムテスト90分
Week 10Z会古文上達基礎編31〜40題+助動詞識別演習90〜105分
Week 11Z会古文上達基礎編41〜45題+共通テスト古文1年分105分
Week 12共通テスト古文2〜3年分+MARCH志望校過去問1年分120分

Month 3の最終週には、共通テストの古文を時間内に解いて4〜5割、MARCHの古文で3〜4割が取れる状態になります。完成形ではありませんが、「読める手応え」が芽生え、Month 4以降の演習で偏差値60を狙えるラインに乗ります。

独学で詰まったときの動画講座の使いどころ

3ヶ月のロードマップを独学で進めるとき、文法書の解説で詰まる瞬間が必ず来ます。とくに「助動詞の識別」「敬語」は紙の参考書だけでは詰まりやすいポイントです。

このとき有効なのが、詰まった単元だけ動画講座でピンポイントに補うやり方です。スタディサプリ高校講座の岡本梨奈先生の古文講座なら、文法書で止まった単元だけを選んで視聴できます。月額利用料が書店で参考書を1冊買う金額より安く、書店の参考書だけでは詰まりやすい範囲を動画で補完する使い方が、独学初心者には向いています。

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古文単語の覚え方——ゴロ暗記を避けた「文脈記憶」の実践

古文単語の暗記は、やり方しだいで3ヶ月後の残存率が大きく変わります。結論は、ゴロ暗記ではなく「文脈記憶」のほうが入試本番で機能するということです。

ゴロ暗記が3ヶ月で残らない理由

書店の古文単語帳の多くは、ゴロ合わせを採用しています。「あさまし=あ、寒(さむ)まし=驚きあきれる」のような語呂です。Week 1〜2はゴロが面白くて楽しく覚えられます。問題はMonth 2の半ばで「ゴロは覚えているのに意味が出てこない」現象にぶつかることです。

これは多くの初心者がぶつかる壁です。ゴロ合わせは「単語と訳語のリンク」を強引に作りますが、文脈の中でその単語に出会ったとき、ゴロから訳語へ辿る回路が機能しません。時間制限のある入試本番では、これが致命的な弱点になります。

文化庁「国語に関する世論調査」でも、語彙学習の定着には「文脈の中での使用経験」が重要だと示され、ゴロ単独では足りないことが示唆されています。

文脈記憶——例文+イラスト+現代語訳の3点セット

ゴロ暗記の代わりに有効なのが「文脈記憶」です。1単語に対して、次の3点をノートに書き出します。

項目やること例:「あさまし」
例文その単語を含む古文の一文を書く「いとあさましくおぼえて、立ちもあがられず」
イラストその単語のニュアンスを表す簡単な絵驚いた顔の棒人間
現代語訳その例文の現代語訳を書く「とても驚きあきれる思いがして、立ち上がることもできず」

A4ノートに1ページ4〜6単語のペースで書き出すと、Month 3の終わりには単語ノートが3冊分(約120ページ)に積み上がります。これを単語帳代わりに通学時間にめくる運用が効きます。例文の中で出会った単語は、入試で同じ単語に出会ったときの想起率がゴロ暗記より明らかに高くなります

単語の優先順位——最初の100語を完璧に

3ヶ月で覚えるべき古文単語は約300語ですが、最初の100語の完璧な定着が、残り200語の習得スピードを決めます。最頻出の100語は次のカテゴリに分類できます。

カテゴリ単語例優先度
心情・感情あはれ、をかし、いみじ、めでたし、つれづれ、わびし、こころもとなし最優先
性質・状態あさまし、おどろく、おぼゆ、おもふ、ゆかし、いとほし、なつかし最優先
動作ありく、わたる、ながむ、ものす、おはす、はべり、さぶらふ優先
時間・空間やうやう、つとめて、あした、ゆふべ、いまだ、ありし、つひに優先
敬意・身分おほやけ、みかど、きさき、うへ、まうす、たまふ、まゐる

「心情・感情」「性質・状態」のカテゴリは、入試で「傍線部の心情を答えよ」「主人公の様子を説明せよ」の形で頻出します。最優先で固定化してください。Month 1の最初の2週間でこの2カテゴリを完璧にするのが、その後の伸びを支えます。

古文文法の最重要10項目——品詞分解で詰まったときの飛ばす基準

古文文法は、全部やろうとすると終わりません。結論は、深追いすべき助動詞10語に絞り、残り20語は文脈から推測するという割り切りです。あわせて、本番で詰まったときの「飛ばす判断基準」を持っておきます。

助動詞30語のうち深追いすべき10語、飛ばしてよい20語

文法書を開くと、助動詞は約30種類が並びます。これを全部完璧にしようとすると3ヶ月では終わりません。深追いすべき10語、飛ばしてよい20語という区別をつけます。

優先度助動詞識別の重要度
最優先(深追い)き・けり・つ・ぬ・たり・り・ず・む・べし・まじ入試の傍線部問題で必須
優先らむ・けむ・じ・まし・なり・たし・ごとし・らし文脈次第で推測可
めり・なり(伝聞)・しむ・る・らる・す・さす・しむ識別の深追いは時間効率が悪い

最優先の10語は、活用表を完璧に暗唱できる状態まで持っていきます。優先・中の助動詞は、「形が出てきたら『〜だろう・〜なのだろう』のような曖昧訳でいったん飛ばす」運用で十分です。この「割り切り」が、3ヶ月で偏差値42→55に届かせる核心になります。

品詞分解で詰まったときの「飛ばす判断基準」

入試本番で長文の古文を読んでいると、品詞分解で詰まる瞬間が必ず来ます。「分からないから文法書に戻る」をやっていると制限時間を超えます。次の3つの飛ばす判断基準を持っておくと、本番の対応力が変わります。

状況判断基準対応
助動詞が3つ重なって識別不能主語と動詞さえ取れていれば飛ばす接続助詞「て・ば」を目印に次の文へ
単語の意味が完全に思い出せない前後の文脈で「ポジティブ/ネガティブ」だけ判定訳語が曖昧でも傍線部問題なら7割正答可
敬語の判別で詰まる主体(誰が誰に対して敬語か)だけ確定「謙譲=主語が下位/尊敬=主語が上位」で読み進む

この3つを持っているかどうかで、入試本番の時間効率が大きく変わります。古文の試験時間は共通テストで約20分、MARCHで30〜40分。1問あたり3〜5分しかかけられない中、品詞分解の深追いは致命的な時間ロスになります。

敬語15種——尊敬・謙譲・丁寧の3分類で覚える

敬語は古文文法の最後の関門と言われますが、3分類で整理すれば3ヶ月で十分習得できます。

分類代表的な敬語主語の位置
尊敬語給ふ・おはす・おはします・のたまふ・召す・大殿籠る動作の主体が上位
謙譲語奉る・参る・申す・仕う奉る・賜はる・聞こゆ動作の主体が下位
丁寧語侍り・候ふ(さぶらふ/さうらふ)話し手が聞き手に丁寧

敬語15種を覚えるコツは、「動作の方向」を矢印で書くことです。「奉る」なら「下→上」、「給ふ」なら「上→下に向けて行動を許す」のように矢印で記憶すると、入試本番で主語を取り違える事故を防げます。Z会古文上達基礎編45の敬語問題は、この矢印トレーニングに最適です。

MARCH古文の出題傾向と読解演習の始め方

読解演習に入る前に、どの作品から手をつけるかを決めると効率が上がります。MARCH古文は出題作品に明確な偏りがあり、上位5作品で過去問の約7割をカバーできます。

MARCH古文の頻出5作品

MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)の過去5年分の古文を数えると、出題作品の偏りがはっきり見えてきます。

作品名ジャンル5年分の出題頻度(5校×5年=25回中)
源氏物語物語約6回
大鏡歴史物語約4回
枕草子随筆約3回
徒然草随筆約3回
伊勢物語物語約2回
その他(栄花物語、平家物語、宇治拾遺物語など)物語・説話約7回

この5作品で出題の約7割をカバーします。3ヶ月のロードマップを終えた直後のMonth 4では、まずこの5作品の現代語訳を1冊ずつ通読するのがお勧めです。岩波文庫や角川ソフィア文庫の現代語訳版を、勉強としてではなく「物語として」読み流すだけで、入試本番で見たことのある場面に出会う確率が大きく上がります。

大学入試センター「令和7年度共通テスト 出題のねらい(国語)」でも、古典分野の出題意図として「日本古典文学の代表的な作品からの出題」が示され、共通テスト・MARCH共に「メジャー作品から出る」前提で対策する合理性があります。

読解演習の3ステップ——音読・品詞分解・現代語訳

Month 3以降の読解演習では、1題ごとに次の3ステップを必ず踏みます。

  1. Step 1 音読:古文を声に出して3回読む(5〜7分)
  2. Step 2 品詞分解:助動詞・敬語・主語を書き込む(15〜20分)
  3. Step 3 現代語訳:全文の現代語訳をノートに書く(15〜20分)

1題あたり35〜45分の時間配分です。これを3周(初見→48時間以内→1週間後)繰り返すと、Z会古文上達基礎編45題を3ヶ月で消化できます。「同じ問題を3回」が、古文でも定着の鍵です。3回解き直しの方法論は、英語勉強法の記事でも英語学習の文脈で整理しています。

共通テスト古文の解き方——時間配分と先読み

共通テストの古文は、試験時間80分の国語のうち約20分で解く必要があります。先に設問に目を通してから本文を読むのが、時間効率を最大化する基本戦略です。

作業想定時間
1設問を先読み(傍線部の位置・選択肢のキーワードを確認)2分
2リード文・注釈を読む(登場人物・時代背景の確認)1分
3本文を音読しながら読む(傍線部のあるたびに設問へ移動)12分
4設問を解く(4〜5問)5分

合計20分の時間配分です。Month 4以降に共通テスト過去問を解き始める際、この時間配分を守りながら3〜5年分を解くと、本番の感覚に近づきます。古文だけでなく現代文も含めた国語全体の勉強法は受験勉強はいつから始めるべきかの記事で時期別に整理しているので、3ヶ月のロードマップを始める時期の判断に役立つはずです。

よくある質問(FAQ)

古文ゼロからの勉強で頻出する疑問を、7問にまとめて整理します。

Q1:古文の勉強はいつから始めるべきですか?

高3の春から3ヶ月(4〜6月)で基礎固めを終えるのが理想です。高2のうちに単語と助動詞だけでも触れておくと、高3スタート時の負担が大きく減ります。浪人生の場合は4月から3ヶ月で集中的に固めて、7月以降は読解演習と過去問に時間を回す配分がお勧めです。受験勉強はいつから始めるべきかの記事で時期別の戦略を詳しく整理しています。

Q2:古文単語帳はどれを選べばいいですか?

マドンナ古文単語230、古文単語ゴロゴ565、読んで見て覚える古文単語315のうち、どれか1冊で十分です。3ヶ月で300語を覚える設計なので、収録語数は230〜315語のレンジが最適。500語以上ある単語帳は3ヶ月では消化しきれず、定着率が下がります。書店で立ち読みして「自分の感覚に合う」1冊を選んでください。複数冊の併用は避けるのが正解です。

Q3:古文文法の参考書で詰まったらどうすればいいですか?

詰まった単元だけ動画講座で補完するのが効率的です。スタディサプリ高校講座の岡本梨奈先生の古文講座は、文法の解説が紙の参考書より直感的で、助動詞の識別や敬語の判別で詰まりやすい単元の補完に向いています。月額利用料が書店の文法書1冊と同等以下で、必要な単元だけ視聴できます。スタディサプリの評判記事に詳しい使用感をまとめています。

Q4:古文が本当に苦手で、3ヶ月で間に合うか不安です

3ヶ月で「偏差値42→55」が現実的なラインです。「偏差値60以上」を目指す場合はさらに3〜6ヶ月の積み上げが必要ですが、ゼロから「読める」状態までなら3ヶ月で十分に届きます。重要なのは、3ヶ月のあいだに「広く浅く」ではなく「3冊を3回ずつ深く」回すこと。挫折しやすいのはMonth 1の単語暗記の時期なので、Week 1〜4は週に5日、最低30分は古文に触る習慣を作るのが鍵です。

Q5:古文を捨てて他の科目に時間を使うのはアリですか?

志望校の配点によります。MARCHの文系学部は古文の配点が国語全体の約25〜30%(100点中25〜30点)あり、ここを完全に捨てると合格最低点に届かなくなるケースが多いです。一方、理系学部や古文の配点が低い学部であれば、戦略的に手を抜く判断もありえます。共通テストでも古文の配点は国語200点中50点(25%)あり、共通テスト利用入試を狙う場合は捨てられないジャンルです。志望校の入試要項を必ず確認してから判断してください。

Q6:参考書だけで独学すべきか、塾・予備校に通うべきか迷っています

3ヶ月の基礎固めの段階では、参考書3冊+オンライン講座(スタディサプリなど)で十分独学可能です。「塾・予備校に通うべきか」の判断は、Month 3を終えて読解演習に入ってからで遅くありません予備校選びの記事で、独学・スタサプ・予備校の3パターンの判断基準を整理しています。Month 3を終えた時点で「読解の方向性が見えない」「過去問で何を直せばいいか分からない」状態なら、予備校の検討に進むのがお勧めです。

Q7:古文の偏差値が50を超えてからの伸ばし方は?

偏差値50→60の段階では、過去問演習の量と、和歌・漢文の周辺知識の補強がメインになります。3ヶ月のロードマップを終えたあとのMonth 4〜6で、共通テスト過去問5年分+MARCH過去問3年分の合計約25〜30題を解くのが標準です。和歌の修辞法(枕詞・序詞・掛詞・縁語)と、文学史(作品の作者・成立年・ジャンル)の知識も、偏差値60を狙う段階では必須になります。MARCH合格戦略の記事でも科目全体のバランスを整理しています。

まとめ——古文ゼロから3ヶ月で「読める」状態に届くために

ここまで、偏差値42からMARCHに合格した手順を、月別ロードマップ付きで整理してきました。最後に、3ヶ月を始める前に押さえてほしいポイントを5つにまとめます。

3ヶ月ロードマップの最終チェック
  • 使う参考書は「マドンナ古文単語230」「ステップアップノート30 古典文法」「Z会古文上達基礎編45」の3冊だけに絞る
  • 古文単語は「ゴロ暗記」ではなく「例文+イラスト+現代語訳」の文脈記憶で固定化する
  • 助動詞30語のうち深追いするのは「き・けり・つ・ぬ・たり・り・ず・む・べし・まじ」の10語だけ
  • MARCH古文は源氏物語・大鏡・枕草子・徒然草・伊勢物語の5作品で出題の約7割をカバー
  • 独学で詰まった単元は動画講座で補完するのが、書店の参考書だけより効率的

古文は「外国語」のような科目で、最初の3ヶ月の積み上げが半年後の偏差値を決めます。重要なのは、参考書を増やすことでも塾に通うことでもなく、「3冊を3回ずつ」「単語300語+助動詞10語+敬語15種」を3ヶ月で固定化する——この設計図を信じて90日間続けることです。

3ヶ月の独学で必ず詰まる「助動詞の識別」「敬語」だけを動画で補えば、挫折せずに走り切れます。まずは無料期間で講座との相性を確かめてみてください。

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古文以外の科目との時間配分や、3ヶ月の先にある半年〜1年の合格戦略については、MARCH合格戦略の記事受験スケジュール設計の記事で総合的に整理しています。偏差値42スタートから半年で逆転合格した道のりを、再現可能な手順として読みやすくまとめてあるので、3ヶ月のロードマップと併せて見てください。

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免責事項

※本記事は各サービスの公開情報と一次資料をもとにした整理です。合格を保証するものではなく、効果や到達度には個人差があります。料金・講座内容・出題傾向などは変動するため、最終的な判断は各公式サイトおよび志望校の最新情報をご確認のうえご判断ください。


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この記事を書いた人

Katsuです。高校3年の夏、模試は偏差値42で志望校は全てE判定、予備校に通うお金もない地方の自称進学校生でした。あの夏に切り替えたのが、配点表を取り寄せて捨てられる単元を洗い出し、出題頻度の高い分野に時間を集中させるやり方です。志望校も合格最低点の低い学部へ絞り直し、自分が勝てる科目で受ける形に組み直しました。半年でMARCHレベルに届き、関東の私立大学に逆転合格。いまは都内でITマーケターとして働いています。塾代を出せない家庭、地方の進学校、E判定からのスタート。同じ条件の受験生に向けて、志望校選びの考え方、独学のロードマップ、配点を踏まえた科目戦略、過去問の使い倒し方を書いています。まともに勝てそうにない戦況をひっくり返す手順を、私の体験ごと残していきます。

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