受験といっても高校入試や大学入試など色んな種類があります。どこを受験するかの基準として多くの人は『偏差値』を頼りにしています。
確かに、なるべく自分の実力に合った学校を受験するのが一番効率よく合格できるでしょう。しかし、受験というのは人生の大きな岐路です。
偏差値というツールだけで全てを判断する必要はありません。やはり、『そこで何がしたいのか』というのを尊重する必要もあるのではないでしょうか。
現代社会ではなるべく偏差値の高い学校に入学して、その後は有名な企業に入ることで幸せをつかむことが出来ると考えている人は多いでしょう。
しかし、単に学力が高くても社会で実力を発揮できるとは限りません。どちらかというと、自分の興味を極めた人ほど『何がしたいのか』が明確で、成功をつかむことが出来るともいえます。
高校や大学に入るまで明確な目標を持つことができない若者が増えてきているのが現状です。就職活動で「自分がどんな会社で働きたいのかわからない」と嘆く就活生が多いのです。
これはやはり、受験を偏差値だけで攻略してきた人たちが陥る状況といえるでしょう。頑張って勉強をしている人たちを非難するわけではありませんが、勉強以外に力を注ぐものがあると良いでしょう。
学校を選ぶ基準として、「ここでバンドを作って有名になりたい」や「ここの部活は強いから入部して全国大会に行きたい」などの音楽やスポーツといった理由で決めるのは悪いことではありません。
大人になればなるほどやりたいことに割く時間が少なくなり、目標を立てることが難しくなります。
偏差値だけでなく今や将来に向けてやりたいことに根ざした学校選びを考えてみてはどうでしょうか。