大学受験と高校受験の違いは様々なものがありますが、
まず受験者数と規模が大きく異なります。
高校受験の場合は、灘高校や開成高校のような
全国的に有名な進学校は別ですが、
大体は高校の所在地と同じ県内に住んでいる人が受験をします。
よって倍率も2倍を大幅に超えることはそれほど多くなく、
田舎の高校になると定員割れをしてしまうケースも少なくありません。
しかし、大学受験の場合は全国から
受験生が集まってくるので
倍率も3倍や5倍は当たり前となります。
また、医学部などの特定の人気学部では、
倍率10倍を軽く超えるようなケースも見受けられます。
高校受験を地方大会に例えるならば、
大学受験は全国大会に該当します。
また、学力帯も自分と同じような人間が集まってくる為
に非常に厳しい戦いとなります。
まさに1点が合否を分ける戦いが
繰り広げられるのです。
そして、もう一つの大きな違いとしては
高校受験と比較して科目の数が大幅に増えて、
学習量や難易度もそれに伴い急激に上昇します。
特に難関大学の合格を狙うのであれば
非常に高い学力が求められる為に、
例えば東京大学や京都大学といった
誰もが知るトップ大学に合格する為に
小学校の低学年から塾に通い続ける人もたくさんいます。
高校で塾や予備校に一切行かずに
完全な独学でそうしたトップの難関大学に合格するには、
要領の良さだけではなく元々の地頭の良さも
必要となってくることは間違いありません。
つまり、高校受験では付け焼刃の直前対策によって
点を取れた科目も、大学受験ではとても間に合わないという事になります。
先をしっかりと見据えた学習が
合格する為には必要となってくるのです。
このことは東大も地方の国公立大学もそれほど変わりません。